ジェルネイルで仕上げのツヤを出す「トップジェル」には、
ノンワイプジェルと拭き取りが必要なトップジェルの2種類があります。
それぞれのジェルには、未硬化ジェルが残るか残らないかという大きな違いがありますが、
どちらも使い方によって異なる仕上がりや利便性を楽しむことが可能です。
今回は、2種類のトップジェルの特徴とプロが選ぶ際のポイント、使い分けの方法について解説します。
1. トップジェルの種類と特徴
トップジェルには、未硬化ジェルが残らない「ノンワイプジェル」と、
硬化後に未硬化ジェルを拭き取る「拭き取りが必要なトップジェル」があります。
それぞれのタイプが持つ特徴を確認していきましょう。
ノンワイプジェルの特徴
ノンワイプジェルは、硬化後に未硬化ジェルが残らないトップジェルです。
ライトで硬化した時点で仕上がりが完了し、クレンザーやエタノールで拭き取る手間が不要です。
最近ではセルフネイルでも使いやすいノンワイプジェルの人気が高まっています。
- メリット
- 拭き取り不要で時短: 硬化後の拭き取りが不要なため、作業がスムーズに完了。
- ツヤが持続しやすい: 仕上がりのツヤが長持ちしやすく、手軽に仕上げたい時に便利。
- パーツやホログラムのコーティングに最適: アート素材の上に塗る際に拭き取りによるズレがなく、パーツが固定しやすい。
- デメリット
- 熱を感じやすい: 硬化中に熱を感じることがあり、敏感な方は注意が必要。
- 薄付きで強度が弱め: 粘度が高く、薄く塗ると強度が弱くなりやすい。
- 塗布時に流れやすい: さらっとしたテクスチャーのため、爪のサイドに流れやすいことも。
拭き取りが必要なトップジェルの特徴
拭き取りタイプのトップジェルは、硬化後に未硬化ジェルが残るため、
クレンザーやエタノールでの拭き取りが必要なタイプです。
トップジェルとしては従来からあるタイプで、特にアートや厚みのあるデザインに適しています。
- メリット
- 密着力が高い: 未硬化ジェルがあることで密着力が強く、他のジェル層が剥がれにくい。
- 自然な艶出しや厚み調整に優れる:アート埋め込みや厚みの調整がしやすい。
- 強度が強い: 厚みを出せるため強度がある
- デメリット
- クレンザーが必要: 拭き取り作業でジェルクレンザーやコットンが必要なため、コストがかかる。
- 曇りのリスク: 拭き取りで曇りが生じることがあり、丁寧な作業が求められる。
- 皮膚への負担: 指先の油分まで取ってしまうため、敏感肌の方は注意が必要。
2. ノンワイプジェルと拭き取りジェルの違いと選び方
ノンワイプジェルと拭き取りジェルの使い分け方は、仕上げたいネイルデザインや作業時間に応じて選ぶと良いでしょう。
- シンプルでスピーディーに仕上げたいとき
ノンワイプジェルが最適です。拭き取りの手間がなく、時短効果が得られます。
シンプルなデザインやサンプルチップ作成、パーツを使ったデザインに向いています。 - 強度を出したいとき
拭き取りが必要なトップジェルを使用すると、密着力が上がり、
厚み出しができます。強度をあげたいときにオススメです。
3. トップジェルで発生する未硬化ジェルとその役割
未硬化ジェルは、硬化時に酸素と反応してできるジェルの「固まらない層」で、
ジェルネイルにおいて重要な役割を持っています。
未硬化ジェルは、各層のジェルをしっかりと定着させるための「接着剤」の役割を果たし、
次のジェル層が剥がれにくくする効果があります。
4. 未硬化ジェルの拭き取りで失敗しないためのポイント
拭き取りジェルを使う際、未硬化ジェルを拭き取るときに注意が必要です。
拭き取りを適切に行わないと曇りが発生することがあります。
- 新しい面で拭く
拭き取り面を変えずに拭くと、未硬化ジェルが再度つき、曇りが発生することがあります。
必ず新しい面を使い、やさしく拭き取りましょう。 - 拭き取りは優しく
ジェルが硬化したばかりの状態はまだ不安定です。強くこすりすぎず、優しく拭き取ることでツヤが保たれます。
まとめ
ノンワイプジェルと拭き取りジェルは、どちらもジェルネイルの仕上げに欠かせないアイテムです。
未硬化ジェルがあるかないかという違いがあり、それに伴うメリット・デメリットも異なります。
シンプルで時短を重視したいときにはノンワイプ、重ね塗りや強度を出したい時には拭き取りジェルを選ぶと便利です。
理想の仕上がりや用途に合わせて、最適なトップジェルを使い分けてみましょう。
ベースジェルにも種類がありますのでこちらもご覧ください!
0コメント