ネイルサロンでの衛生管理、第4弾です。
化学的消毒法などの理解を深めましょう!
タオルや布片類の消毒方法
1. 通常のタオル類の衛生措置
- 手順
- 洗剤やハイター(次亜塩素酸ナトリウム)を適量入れる(次亜塩素酸ナトリウム濃度0.01%ににする)
- 洗濯
- 乾燥・保管
2. 血液が付着または感染が疑われる場合
- 手順
- ハイターを用いて消毒液を作成(次亜塩素酸ナトリウムの0.1%水溶液)
- 10分以上浸漬消毒する
- 洗濯
- 乾燥・保管
器具の化学的消毒法
器具の消毒に用いられる化学薬品の種類、適応範囲、使用方法について以下にまとめます。
消毒薬剤名 | 濃度 | 使用方法 | 適応範囲 |
---|---|---|---|
エタノール | 76.9%〜81.4% | 10分以上浸して、コットンかガーゼに含ませて拭く | 金属器具、ウッドスティック |
次亜塩素酸ナトリウム | 0.01%〜0.1% | 10分間以上浸したあと、水洗いをして乾燥させる | タオル、ガーゼ、布製カバー |
塩化ベンザルコニウム (逆性石けん) | 0.1%〜0.2% | 10分間以上浸したあと、水洗いをして乾燥させる | 金属器具、ウッドスティック、プラスチック器具 |
グルコン酸クロルヘキシジン | 0.05% | 10分間以上浸したあと、水洗いをして乾燥させる | 金属器具、ウッドスティック、プラスチック器具 |
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン | 0.1%〜0.2% | 10分間以上浸したあと、水洗いをして乾燥させる | 金属器具、ウッドスティック、プラスチック器具 |
学習のポイント
- 消毒法の選択
対象物や感染リスクに応じた消毒法を選択することが重要です。
特に、タオルや布類は衛生管理が不十分だと感染拡大の原因になるため、正しい手順を守りましょう。 - 化学薬品の使い分け
各消毒薬剤の適応範囲を理解し、状況に応じて適切に使用することで、安全な環境を維持できます。
まとめ
タオルや布片類、ネイル器具の消毒は、ネイルサロン運営に欠かせない衛生管理の重要ポイントです。
次亜塩素酸ナトリウムやエタノールなどの薬剤を正しく使い分け、感染リスクを最小限に抑えましょう。
特に血液や体液が付着した場合には、浸漬消毒などの適切な処理を忘れずに行ってください。
ネイルサロンでの衛生管理については今回で最終章となります!
最初から軽く復習していきませんか?
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