ネイリストの業務委託とは?働き方とメリット・注意点を解説

執筆者 | 12月 13, 2024 | Blog, ネイル知識 | コメント0件

ネイリストとして働く際の選択肢の一つとして、注目されている「業務委託」という働き方。
正社員やアルバイトとしてサロンに雇用される以外に、
自分のペースで仕事を進められるこの働き方に興味を持つ方も多いのではないでしょうか?
この記事では、業務委託の概要やそのメリット・注意点、そして向いている人の特徴について詳しく解説します。


施術をしているネイリストの画像

業務委託ネイリストとは?

業務委託とは、ネイルサロンなどの企業と「業務委託契約」を結び、
個人事業主として独立した立場で業務を行う働き方です。
サロンと従業員としての雇用契約を結ぶのではなく、対等な関係で業務を受ける形になります。

具体的には、サロンのスペースや設備を借りながら、お客様に施術を提供するスタイルが一般的です。
勤務時間や働き方が比較的自由に決められるため、自分の生活や目標に合わせた働き方が可能です。


業務委託で働く4つのメリット

1. 高収入を目指せる

業務委託は成果報酬制が一般的です。
そのため、施術件数を増やせば増やすほど収入を伸ばせる仕組みになっています。
また、複数のサロンと契約することも可能なので、
一つの場所に縛られることなく効率的に稼ぐことができるのも大きな魅力です。

2. 働き方の自由度が高い

業務委託では、勤務時間や休日を自分で調整できます。
お客様の予約が入っている時間にのみ出勤することも可能で、
家庭の都合やプライベートを優先したい方には非常に適した働き方です。

3. お客様に寄り添える施術が可能

「もっと丁寧にお客様一人ひとりに向き合いたい」と考えるネイリストにとっても業務委託は魅力的です。
回転率を重視しなければならないサロンの正社員とは異なり、自分のペースで理想の接客スタイルを実現することができます。

4. 独立開業よりリスクが少ない

完全に独立してサロンを開業するには、設備や備品を揃える初期投資が必要になりますが、
業務委託の場合サロンのスペースや設備を利用できるため、コストを抑えることができます。
また、売上管理や集客は基本的にサロン側が対応してくれるため、施術に集中できるのもポイントです。


業務委託の注意点

1. 収入が不安定になりやすい

成果報酬制のため、お客様が少ない月には収入が減少する可能性があります。
安定した月収を求める人には不向きかもしれません。

2. 確定申告が必要

業務委託で働く場合、個人事業主として自分で確定申告を行う必要があります。
これに伴い、所得税や住民税の計算・納付も自己責任となります。

3. 福利厚生がない

業務委託では社会保険や厚生年金、雇用保険といった福利厚生は適用されません。
これらは自己負担で加入する必要があるため、実際の手取り収入が減少する可能性があります。

4. トラブルやクレームは自己責任

業務中のミスやトラブルが発生した場合、基本的には自分で対処しなければなりません。
お客様対応のスキルや責任感が求められます。


業務委託が向いているネイリストの特徴

以下のようなタイプのネイリストは、業務委託の働き方が向いているかもしれません。

  • バリバリ働いて高収入を目指したい人
  • 規則や時間に縛られずに自由に働きたい人
  • フルタイム勤務が難しいけれど収入を得たい人
  • 接客にこだわりたい人

反対に、安定した月収や福利厚生を求める人には、業務委託はあまり向いていないかもしれません。


業務委託ネイリストになるまでの流れ

  1. 求人情報を探す
     求人サイトや就職エージェントなどで業務委託のネイリスト募集をチェックしましょう。
  2. 応募・書類提出
     履歴書や職務経歴書を用意し、企業へ応募します。
  3. 面接や実技試験
     サロンによっては面接だけでなく、技術力を確認する実技試験が行われる場合があります。
  4. 契約内容の確認と契約締結
     契約書の内容をよく確認し、納得の上で契約を結びましょう。


ネイルサンプルの画像

まとめ

業務委託は、働き方の自由度が高く、高収入を目指せる一方で、
収入の不安定さや自己責任の重さといった注意点もあります。
自分のライフスタイルやキャリアプランに合った働き方を見つけるために、
メリットとデメリットをしっかり理解することが大切です。

自由な働き方効率的な収入の両立を目指したいなら、ぜひ業務委託という選択肢を検討してみてください!

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職業訓練でもネイリストは目指せますよ!
こちらも参考にしてみてください

Written By yumeiru

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