ネイリスト検定でモデルハンド活用!ポイントと特徴を徹底解説

執筆者 | 12月 8, 2024 | Blog, ネイルの資格, ネイル知識 | コメント0件

ネイリスト検定に新たな変化がありました!
これまでは、ハンドモデルを連れて試験に臨むのが一般的でしたが、
2023年10月よりJNEC認定モデルハンドを使用した受験が可能になりました。
この変更により、モデル探しの負担が軽減されるとともに、練習環境が大きく改善されると期待されています。

この記事では、JNEC認定モデルハンドの詳細や、使用時の注意点、特徴について詳しく解説します。
これからネイリスト検定を目指す方は、ぜひ最後までチェックしてください!


ネイリスト検定で使うJNEC認定モデルハンドとは?

モデルハンド導入の背景

これまでネイリスト検定では、2級・3級ではハンドモデルが必要で、1級のみトレーニングハンドの使用が認められていました。
しかし、モデル探しの負担や新型コロナウイルス対策の一環として、
2023年秋期よりすべての級で「JNEC認定モデルハンド」を使用した受験が可能に。
このモデルハンドは、JNECが認定する専用の道具で、実技試験を公平に受験できる環境を提供します。


ネイル道具の画像

第1期認定商品の概要

認定モデルハンドセット内容

  • 商品名:STモデルハンドセット
  • 価格:14,300円(税込)
  • セット内容
    • ハンド(右手・左手)
    • ネイルチップ(10指付)×2
    • ルースキューティクルシール(50指付)
    • 両面テープ(20指付)
    • 取り扱い説明書

このモデルハンドは、練習用としても使用可能で、ネイルケアやカラーリングの繰り返し練習ができます。


JNEC認定モデルハンドを使用するメリット

1. モデル探しの負担軽減

モデル探しは、多くの受験者にとって大きな負担でした。
見つからない場合や、試験当日のキャンセルリスクも不安の種。
しかし、モデルハンドを使用すればその心配は不要になります。

2. ネイルケア練習の機会増加

ハンドモデルの場合、爪やキューティクルに施術できる回数が限られます。
一方で、モデルハンドは何度でもケア練習が可能。(チップやルースキューティクルシールはその都度新しいものを使用)
繰り返し練習することで技術向上が期待できます。

3. コロナ禍でも受験環境が改善

従来のハンドモデルと受験者のペア方式では、会場内の人数が増加していましたが、
モデルハンドの導入により受験者のみの参加が可能になり、感染症対策にも貢献しています。


JNECモデルハンドの特徴

1. 親指の爪が上を向いている

従来のハンドモデルでは親指の爪が横を向いていましたが、
JNEC認定モデルハンドでは上を向いているため、施術しやすくなっています。

2. 指同士の間隔が広い

指の間隔が広めにデザインされており、指を動かす必要がなくスムーズな施術が可能です。
実際に指を曲げたり、指の間を広げたり動かすことも可能です。

3. 柔らかい質感

人の手に近い柔らかい質感で、リアルなキューティクル部分を再現。
施術中にファイルやニッパーを強く当てすぎるとモデルハンドを傷めることもあるため、丁寧な扱いが求められます。

4. 安定感がある

アームレストに置いたときに安定しやすい構造で、施術時のストレスを軽減します。

5. 繰り返し使える付属品

付属のネイルチップやルースキューティクルシールは交換可能なので、練習用としても最適です。


JNECモデルハンド使用時の注意点

モデルハンドを使用する際には、試験要項に定められた規定をしっかり守る必要があります。

共通の注意事項

  • 認定ラベル付きのモデルハンドのみ使用可能。
    他のトレーニングハンドや改造品は使用できません。
  • 人の手のように扱うこと。
    アームや吸盤で固定する行為は禁止です。
  • 事前加工禁止。
    ネイルチップやルースキューティクルシールに手を加えてはなりません。
  • チップの外れは即修正。
    試験中にチップが外れた場合はすぐに付け直すこと。


ボルドーのネイルの画像

ネイリスト検定の未来へ

モデルハンドの導入は、ネイリスト検定の受験環境を大きく変える一歩です。
モデル探しの負担を軽減し、練習機会を増やすことで、受験者がより技術向上に集中できる環境を整えています。

これからネイリスト検定を目指す方は、試験要項をしっかり確認し、
JNEC認定モデルハンドを活用して、合格を目指しましょう!

検定受験を検討中の方はこちらもご覧ください

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Written By yumeiru

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