深爪 ってどんな状態?ピンク部分を育てて改善する方法

執筆者 | 12月 6, 2024 | Blog, ネイルケア, ネイル知識, 爪のトラブル | コメント0件

深爪は単に「爪が短い状態」と思われがちですが、実は爪のピンク部分(ネイルベッド)の成長を妨げている状態です。
本記事では、深爪の原因とピンク部分を伸ばす具体的な方法をわかりやすく解説します。


深爪とは?ピンク部分が成長しない理由

爪には「ハイポニキウム」と呼ばれる部分があり、これが爪のピンク部分を支える重要な役割を果たしています。

ハイポニキウムって何?

  • 日本語では「爪下皮(そうかひ)」と呼ばれ、爪と皮膚の間にある角質層です。
  • 役割:
    1. 爪を支えて外部からの刺激を守る。
    2. 爪のピンク部分を広げる基盤となる。

ハイポニキウムが健康に成長しなければ、爪のピンク部分は増えません。
深爪状態はこのハイポニキウムが育っていないため、ピンク部分が後退してしまうのです。


深爪気味のナチュラルネイル

ピンク部分を伸ばす4つの方法

深爪を改善するには、ハイポニキウムを育てることが重要です。
以下の5つのステップで爪のピンク部分を伸ばしていきましょう。

1. スペースを確保する

  • 爪の白い部分を適度に伸ばすことで、ハイポニキウムが成長する余地を作ります。
  • 目安:ピンク部分9割、白い部分1割くらいが理想的なバランスです。

2. デリケートなハイポニキウムを守る

  • 新しく生まれたハイポニキウムは非常にデリケートです。
  • 爪を道具代わりに使う癖をやめ、爪に余計な力をかけない生活を心がけましょう。

3. 有害な物質を避ける

  • 食器用洗剤や合成界面活性剤を含むシャンプーは爪やハイポニキウムを乾燥させます。
  • 食器洗い時にはゴム手袋を使用し、洗剤や化学物質に直接触れない工夫をしましょう。

4. 内側から肌環境を整える

  • ハイポニキウムの成長には、血流やリンパの流れを改善し、指先に酸素や栄養を届けることが重要です。
  • ポイント
    • 冷え性を改善する。
    • 栄養バランスの良い食事を摂る。
    • 爪周りの保湿を徹底する。


ネイルオイルを持っている手の画像

深爪を改善する2つの方法

1. 中と外、両方からのケアをする

  • 内側: 良質な睡眠や栄養で、爪を育てる環境を整えます。
  • 外側: ネイルオイルやクリームを使い、爪周りを保湿して柔らかく保つことで細胞の生成を促します。

2. 生活習慣を見直す

  • 爪をいじる、噛むといった習慣をやめましょう。
  • 爪に力をかけない所作を意識することで、ハイポニキウムが傷つくのを防ぎます。


まとめ

深爪を改善するには、以下のポイントを意識しましょう。

  1. 爪の白い部分を適度に伸ばしてハイポニキウムの成長を促す
  2. 内外からのケアで爪と肌を整える
  3. 深爪の正しい知識を持ち、再発を防ぐ

深爪は正しいケアを続けることで改善できます。爪と向き合い、少しずつ行動を変えていきましょう!

セルフケアで美爪目指しましょう♪
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Written By yumeiru

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