ネイルサロンでの衛生管理、第3弾です。
お客様の健康を守り、信頼される施術を行うために、正しい器具消毒法の手順を理解しましょう。
今回は、器具消毒法の手順やポイントを詳しく解説します。
器具消毒の正しい手順
- 洗浄
耐水性のある器具は、水や洗剤でしっかりと汚れを落とします。
目で見える汚れを除去します。 - 消毒
消毒法は以下の2種類に分類されます。- 物理的消毒法
- 煮沸消毒: 沸騰水で煮沸する。
- 蒸気消毒: 蒸気消毒器などを使用して蒸気に触れさせる。
- 紫外線消毒: 紫外線消毒器などを使用して、紫外線を照射する。
- 化学的消毒法
- 浸漬消毒: 消毒液中に浸して、消毒剤を器具の表面に触れさせる。
- 清拭消毒: 消毒剤を十分に含ませたコットンやガーゼで器具の表面を拭き取る。
- 物理的消毒法
- 水洗
浸漬消毒した場合など、必要に応じて水で洗い流す。 - 乾燥
器具を完全に乾燥させます。 - 保管
未消毒のものと区別し保管する。
器具の種類別消毒法
金属・刃物類の消毒
- 通常の消毒
- 洗浄
- 清拭消毒
- 紫外線消毒
- 保管
- 血液付着またはその疑いがある場合
- 洗浄
- 浸漬消毒(消毒用エタノールに10分間以上浸漬消毒する)
- 乾燥
- 紫外線消毒
- 保管
非金属器具の消毒
- 洗浄
洗浄→水洗い→乾燥 - 浸漬消毒
消毒液を作る。(オスバンを使って水溶液を作る。塩化ベンザルコニウムを10%含有している)→浸漬消毒
→水洗い→乾燥 - 紫外線消毒
紫外線照射 - 次亜塩素酸ナトリウム以外の消毒剤は紫外線消毒を併用する方が良い)→保管
まとめ
器具消毒の基本は、汚れを落とす「洗浄」、菌を取り除く「消毒」、そして「乾燥」「保管」を徹底することです。
それぞれの器具や状況に応じた方法を選択し、適切な衛生管理を行いましょう。
正しい器具消毒は、お客様に安心と信頼を提供するための必須知識です!
次回でサロンでの衛生管理については完結になります!
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