ネイルサロン衛生管理士 の資格を取得することで、衛生管理に関する正しい知識を身につけ、
サロンの信頼性を高めることができます。
ネイルサロンにおいて、お客様に安心・安全なサービスを提供するためには、衛生管理が非常に重要です。
この記事では、ネイルサロン衛生管理士の概要、取得のメリット、そして資格取得方法について詳しく解説します。
ネイルサロン衛生管理士とは?
NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が制定した資格で、
ネイルサロンの衛生管理についての正しい知識を習得した人に与えられます。
資格概要
- 制定団体: NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)
- 目的: 衛生管理の普及・向上
- 資格保持者数: 2023年9月末時点で86,000人以上
ネイルサロン運営に必要な衛生管理の講習を受講し、筆記試験に合格することで資格を取得できます。
この資格は、衛生面での信頼性向上や、サロンの安全性をアピールする上で非常に役立ちます。
ネイルサロン衛生管理士を取得するメリット
1. 衛生管理の正しい知識を習得できる
資格取得を通じて、厚生労働省が定めた「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針」を実践できる知識が身につきます。
サロン運営における清掃・消毒の方法や感染症対策など、幅広い知識を学べるため、より安全で安心な施術環境を提供できます。
2. 就職や転職で有利に働く
ネイルサロン衛生管理士の資格を持つことで、履歴書に記載してアピールでき、
信頼性の高いネイリストとして評価されやすくなります。ネイルサロンの採用面接でも有利に働くことが期待されます。
3. 独立開業がスムーズになる
JNA認定のネイルサロンとして開業する場合、ネイルサロン衛生管理士の配置が必須です。
資格を取得していれば、サロン開業の際もスムーズに手続きが進みます。
4. 信頼性の向上
資格保持者は、保健所や行政機関に対してサロンの衛生基準を守っている証明となり、
利用するお客様にも安心感を与えることができます。
ネイルサロン衛生管理士の資格取得方法
受講資格
- 基本的には18歳以上が対象。サロン勤務経験がなくても受講可能です。
- 18歳未満でも、理美容専門学校やネイルスクールでネイルを学んでいる人であれば受講できます。
受講料
- JNA会員: 6,600円(税込)
- 一般受講者: 11,000円(税込)
この料金には、講習テキスト代、認定証、資格バッジの交付手数料が含まれます。
取得までの流れ
- 講習会の申し込み
ネイルスクールやJNA認定校で開催される講習会を受講します。申し込みはインターネットから行えます。 - 講習受講
約3時間の座学で、衛生管理についての基礎知識を学びます。テキストは当日配布されます。 - 筆記試験
講習終了後、20分間の確認テストを実施します。試験は選択および記述式で、全20問中80点以上で合格です。 - 認定証と資格バッジの交付
合格者にはその場で結果が発表され、認定証とバッジが交付されます。
資格取得後の更新手続き
ネイルサロン衛生管理士資格には有効期限があり、取得年を含めた3年目の12月末日が期限です。
一度更新手続きを行うと、資格は無期限となり、以降の更新手続きは不要です。
更新手数料
- JNA個人正会員: 1,100円(税込)
- JNA個人一般会員: 2,200円(税込)
- 非会員: 3,300円(税込)
更新手続きは、JNAの専用オンラインページから簡単に行えます。
厚生労働省が定める衛生管理のガイドラインとは?
ネイルサロンにおける衛生管理の具体的な指針として、厚生労働省が発表した「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針」
があります。この指針では、以下のような内容が定められています。
1. 施設設備の基準
- 換気や照明が十分であること。
- 清掃しやすい床材や壁材の使用。
- 衛生的に道具を保管する設備の設置。
2. 器具や設備の管理
- 1日1回以上の清掃。
- 使用した器具の消毒や滅菌。
3. 従業員の衛生管理
- 感染症の疑いがある場合は勤務を控える。
- 作業中は制服を清潔に保つ。
まとめ
ネイルサロン衛生管理士 の資格は、ネイリストとして働く上で非常に重要な資格です。
お客様に安心感を提供するだけでなく、サロン運営の効率化や信頼性の向上にもつながります。
資格取得の難易度はそれほど高くなく、講習をきちんと受講すれば合格が目指せます。
ぜひこの機会にネイルサロン衛生管理士の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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