化粧品学 ④〜ネイル用化粧品の使用目的と成分解説3

執筆者 | 1月 1, 2025 | Blog, ネイリスト技能検定対策, ネイルの資格, ネイル知識 | コメント0件

化粧品学、ネイル用化粧品の使用目的と成分解説の最終回です!
ネイリスト技能検定対策として、ネイル施術で使用される「レジン」「アクティベーター」などの
製品の役割と内容成分をわかりやすくまとめました。しっかり覚えて試験本番に備えましょう!


ネイルケア道具の画像

ネイル用化粧品とその役割

1. レジン

使用目的

  • ネイルリペアやネイルチップの装着に接着剤として使用する。
  • シルクなどの繊維と併用することもある。
  • ハイポイントなどの厚みを必要とする場合に適している。
  • グルーと比べて硬化速度が遅いのが特徴。

主な内容成分

  • シアノアクリレート

2. アクティベーター

使用目的

  • グルーの硬化促進剤として、硬化重合のスピードを速め、強度を高める。

主な内容成分

  • へブタンまたはエタノール

3. シルク

使用目的

  • ネイルリペアの強度を高めるため、天然繊維である絹の一片で覆い、グルー、フィラーまたはレジンで仕上げる。

4. グラスファイバー

使用目的

  • ネイルリペアの強度を高めるため、化学繊維であるグラスファイバーの一片で爪を覆って
    レジンやアクティベーターで仕上げる。

5. エタノール

使用目的

  • 手指や器具の消毒に使用する。
  • 清潔や汚れの除去、乾燥を目的として配合される場合もある。


ネイルサロンでの衛生管理に欠かせないアイテムで、ネイルプレートの油分除去にも使用されます。

6. 液体ソープ

使用目的

  • 手指の洗浄やネイルケア時のフィンガーボールに適量を入れて使用する。

主な内容成分

  • 精製水
  • 石鹸素地に保湿剤(ポリエチレングリコール、プロピレングリコールなど)が配合されている。


ネイルポリッシュの画像

まとめ

今回で「ネイル用化粧品の使用目的と内容成分」シリーズが完結しました!
レジンやアクティベーター、シルクやグラスファイバーといったリペア関連の化粧品から、
エタノールや液体ソープといった衛生管理のためのアイテムまで、ネイル施術に欠かせない製品を網羅しました。

試験ではそれぞれの製品の役割や成分を問われる可能性があるため、化粧品学の記事を参考にしっかりと覚えておきましょう。

化粧品学第1弾はこちらです

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Written By yumeiru

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