ネイリスト技能検定の重要項目である「化粧品学」第二弾。
ここでは、ネイル施術で使用される代表的な化粧品の使用目的や主な成分をわかりやすくまとめました。
これを理解することで、お客様に安全で効果的なサービスを提供する知識を深めることができます。
ネイル用化粧品の使用目的と内容成分
ネイルケアやネイルアートで使用する化粧品の主な役割と、その成分について解説します。
試験にも頻出する項目ですので、しっかり押さえておきましょう。
1. ベースコート
使用目的
- ナチュラルネイルのコンディションを整える下地剤として使用。
- 爪を保護する。
- カラーポリッシュの接着を高め、剥がれにくくし、発色を向上させる。
主な内容成分
- 皮膜形成剤(ニトロセルロース)
- 皮膜形成補助剤( アルキッド樹脂)
- 揮発性溶剤( 酢酸エチル、酢酸ブチル)
ベースコートは、ネイルの下地作りとして爪を保護しながら、ポリッシュの持ちを良くする役割を果たします。
2. カラーポリッシュ
使用目的
- 爪を美しく着色し、光沢のある皮膜を作り、美しい色調で指先を飾る。
主な内容成分
- 皮膜形成剤(ニトロセルロース)
- 皮膜形成補助剤(アルキッド樹脂、アクリル樹脂)
- 可塑剤
- 真溶材
- 助溶剤
- ゲル化剤(有機性ベントナイト)
- 着色剤(有機顔料、無機顔料)
- パール剤、ラメ剤(パール顔料、雲母)
基本的にはベース、トップコートに類似していますが、着色剤の顔料を入れることで様々な色を作れる。
3. トップコート
使用目的
- 皮膜強化のために仕上げ剤として使用する。
- カラーポリッシュに光沢を与え、色持ちを長くする。
- ポリッシュの耐久性を高め、傷から守り変色を防ぐ。
主な内容成分
- 基本的な成分はベースコートと類似する。
4. リッジフィラー
使用目的
- ネイルプレートの凹凸を補正して平滑にし、表面を滑らかにするために用いる。
主な内容成分
- ベースコートの内容成分にシルクなどの繊維を粉末状にして配合しているものが一般的
5. ソルベント
使用目的
- 粘度が増したカラーポリッシュなどに薄め液として少量加え、流動性を取り戻して使いやすくする。
主な内容成分
- カラーポリッシュ、トップ&ベースコートに含まれる揮発性溶剤(酢酸エチル、酢酸ブチル)が主成分。
まとめ
ネイル施術に使用される化粧品は、それぞれ特定の役割を持ち、施術の完成度を左右します。
これらの知識を正確に理解し、適切に活用することで、お客様に安心して施術を受けてもらうことができます。
ネイリスト技能検定対策として、しっかり押さえておきましょう!
化粧品学のネイル用化粧品の使用目的と内容成分はまだ紹介しきれていないので次回にも続きます!
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