ネイリスト技能検定筆記試験では、爪の構造や成分についての知識が問われることが多くあります。
爪の構造と働きについては今回で完結です!
爪の基礎知識:表皮組織と成分を理解しよう
ネイルプレートは、表皮の角質層が変化したもので、
主に「背爪」「中爪」「腹爪」の3層構造でできています。
それぞれがどのような役割を持つのかを詳しく見ていきましょう。
3つの層
- 背爪(トッププレート)
- 爪の表面部分で、一番外側に位置します。
- 薄いケラチンが縦方向に連なっている。
- 中爪(ミドルプレート)
- 爪の中央部分を形成する層。
- 厚いケラチンが横方向に連なっている。
- 腹爪(アンダープレート)
- 爪の裏側にある層で、ネイルプレートとネイルベッド(爪床)を密着させる部分です。
- 薄いケラチンが縦方向に連なっている。
これらの層がそれぞれの特性を活かして連携し、爪の耐久性と柔軟性を支えています。
また皮膚表皮の角質層は脱核して最終的にフケや垢となって剥がれますが、
爪を作る爪母は角質を特殊に積み重ねてネイルプレートを形成しています。
爪を固定する4辺を押さえよう
ネイリスト技能検定の学科試験では、爪の固定に関与する部位も頻出ポイントです。
爪がしっかりと固定されているのは、以下の4つの構造が関わっているからです。
爪を固定する4辺の構造
- ハイポニキウム(爪下皮)
- フリーエッジ(爪先)の下にある皮膚の部分。
- 爪と指先を密着させる役割を持ち、異物の侵入を防ぐ働きをしています。
- サイドウォール(側爪郭)
- 爪の左右に位置し、爪の縁を支えて保護しています。
- 爪の形を整えるのにも重要な部分です。
- ネイルフォルド(後爪郭)
- 爪の根元にある皮膚の部分で、爪をしっかりと覆い固定します。
- 爪が成長する際、保護の役割を果たします。
ネイルプレートを固定しているのは
ハイポニキウム、左右のサイドウォール、ネイルフォルドの4辺です。
試験対策のポイント
これらの構造名は筆記試験で選択肢として登場することがあります。
名称と役割をセットで覚えておくと、試験で迷わず答えられるでしょう。
爪の構造と働きのまとめ
ネイリスト技能検定に向けた対策として、爪の構造や働きについて学ぶことは重要です。
筆記試験への準備が整うだけでなく、ネイル技術者としての知識も深まります。
また、試験の筆記対策だけでなく、爪の健康を守るためのケアも積極的に取り入れて、
実技試験や実際の施術に活かしていきましょう。
今回の内容をもとに、ネイリスト技能検定合格を目指して頑張ってください!
次のネイリスト技能検定対策は【皮膚の構造と働き】についてです!
爪の構造と働き①はこちらから
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