ネイリスト技能検定試験では、爪の構造や働きに関する知識が問われます。
この記事では、基礎知識や各部分の名称・働きをわかりやすくまとめました。
各部名称の画像はテキストを購入して確認してください!
ネイリストにとって必ず覚えなきゃいけない知識なのでしっかり学びましょう。
基礎知識
爪は皮膚の表皮層から爪母によって作られて角質化したものです。
- 爪は表皮の角質層が3層に変化したもの
- 3層の間に最低限の水分と脂肪分 0.15〜0.75% を含んでいる。
- 健康な成人の爪の水分量は 12〜16% 程です。
- 健康な成人の爪の成長速度は0.1mmです。
各部名称とその働き
爪の構造は細かく分かれており、それぞれに重要な役割があります。
各部分の名称と役割
名称・カタカナ | 名称・漢字 | 役割・特徴 |
---|---|---|
ネイルマトリクス | 爪母:そうぼ | 爪甲を形成する部分。 成長は止まることなく一生伸び続ける。 |
ネイルフォルド | 後爪郭:こうそうかく | 爪甲を根元で固定する皮膚の部分。 |
サイドウォール | 側爪郭:そくそうかく | 爪甲の左右に接している皮膚に覆われた部分 |
エポニキウム | 爪上皮:そうじょうひ | 後爪郭を保護し、細菌や異物の侵入を防ぐ役割を果たす皮膚の部分。 |
ルースキューティクル | 爪上皮角質:そうじょうひかくしつ | 爪甲の表面に付着している角質 |
ルヌーラ | 爪半月:そうはんげつ | 別名ハーフムーン。爪甲の根本にある半月型で乳白色の部分。 |
ネイルルート | 爪根:そうこん | 皮膚の下にある爪甲の根本にある(後爪郭に覆われた下部)のこと。 |
ネイルプレート | 爪甲:そうこう | 一般的に爪と呼ばれる部分。3層から成り立っている、色は無色。 皮膚の付属器官で硬いケラチン(たんぱく質)から成り、指先を保護している。 |
サイドライン | 側爪甲縁:そくそうこうえん | 爪甲の左右の側面の際のこと。 |
ネイルベッド | 爪床:そうしょう | 爪甲がのっている台の部分。 |
イエローライン | 黄線:おうせん | 爪甲が爪床から離れないようにしている黄白色を帯びた弓状の部分。 |
ハイポニキウム | 爪下皮:そうかひ | 爪甲の下に細菌やその他の異物が侵入するのを防ぐ皮膚の部分。 |
ルースハイポニキウム | 爪下皮角質:そうかひかくしつ | フリーエッジの裏に付着した角質部分。 |
フリーエッジ | 爪先:つめさき | 爪甲が伸びて爪床から離れた部分。 |
ストレスポイント | 負荷点:ふかてん | イエローラインがサイドラインに接する点。 |
学習のポイント
爪の名称は各級で毎回出題される最重要項目です。
図面付きで出題されますので、テキストを購入して何がどこを指すのかも必ず覚えましょう。
名称もカタカナと漢字どちらも暗記必須です。
赤文字部分は重要なので必ず覚えましょう!
次回の記事では、「ネイリスト技能検定対策:爪の構造と働き②」で続きを学習しましょう。
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